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消息3月号  委員長のモノローグ 九州の反基地・反原発 中央から強制される辺野古・川内  昨年の10月から今年4月の統一自治体選挙勝利への取り組みが日常の活動の大層を占めることになった。先月号で書いたが、11月・12月は衆議院選挙、12月・1月は佐賀県知事選も付加された。選挙活動以外の最近の取組みの中から少し報告したい。 川内原発を再稼働させてはならない 【2月20日21日九州地連県職共闘会議組織集会兼平和集会】  鹿児島県薩摩川内市で開かれ、7県から57人が参加した。  1日目は、①委員長・書記長会議、②病院対策会議、③青年女性対策会議、④情報宣伝対策会議の4つの分科会に分かれて、各々の県職労が抱える課題、特に近年加入率が低下している新規採用職員対策が大きな課題となった。もう1つは情報宣伝対策。これまた全体的に情報宣伝を専門とする役職員の後継者が育っていない感があって、今回の分科会設置となった。 分科会終了後、参加者は毎週金曜日に東京の官邸前で行われている脱原発集会に連動して、毎週実施されている薩摩川内駅前での「川内原発建設反対連絡協議会」が開いている集会に参加、議長として連帯のあいさつを行った。  翌日は、「川内原発建設反対連絡協議会」の3代目会長の鳥原良子さんから、1時間の講演をいただいた。 建設反対運動の歴史を話されたが、特に「反対運動に関わる者への圧力、尾行、盗聴、中傷、嫌がらせ、反対議員への揺さぶり、革新議員をお金で裏工作に加担させ、裏切りや疑心暗鬼で家族、親せき、地域の分断が図られる。公にはされないものの家族との板挟みで2人の自殺者もでたと聞く。先日、反対協の2代目会長が初代会長(医師)は、自殺だったと私は確信していると、ぽつりと漏らされた。閉鎖的な社会の中で、金にものを言わせて、ただで飲める飲み屋、タクシー利用もただにするなど、九州電力と推進派は次々と、特に原発周辺の地域住民を抱き込んでいき、反対する住民を孤立させていく。久見崎地区の女性2人だけが反対運動に最後まで関わり、地域の中で孤立させ、しかも2人を中傷で分断へ」と。九州電力が原発を建設するためのなりふり構わず川内市の住民にやってきたことが報告された。 講演の後、九州電力が借り上げたバスに参加者約40人が乗り込み川内原子力発電所の展示館へ。最初原発の概要がDVDで15分上映され、男性職員が原子力安全規制委員会に申請した事故対策(地震対策・津波対策・全電源喪失対策等)を15分程度説明。その後女性職員の誘導で館内の説明を受けた。参加者は原発反対派の人たちなので、説明する女性職員もかなり緊張した面持ちであり、「原発の安全性を懸命に説明する彼女たちも大変だなあー」と感じた。 【3月2日川内原発再稼働反対!九電本社総行動】 川内原発の再稼働に向けて、薩摩川内市長と鹿児島県知事が「同意」したが、外の30㌔圏内の自治体の意向は全く考慮されていないため、鹿児島県護憲平和フォーラムや市民団体が中心となって、九電本社の瓜生社長に対して「30㌔圏内全自治体で住民説明会の開催などを求める」署名を提出ということで、福岡市の総行動に参加した。九州を中心に全国から600人余りが参加。特に大阪の釜ヶ崎日雇労働組合から50人がバスを仕立てて参加されていた。集まった署名約10万筆を携えて、代表団100人が社長に提出するつもりが、対応したのは広報の担当者(所謂お客様窓口)の6人。午後7時まで、代表団とのやりとりがあったが、結局責任ある立場の人は出てこなかった。 山城博治議長の不当逮捕に抗議する 【2月22日山城博治沖縄県平和運動センター議長を不当逮捕】 23日毎日新聞の朝刊1面に沖縄県平和運動センター山城博治議長がひっくり返されて基地従業員から引きずられている写真が目に飛び込んできた。「国家権力がとうとうやったな」というのが率直な感想。 私は、昨年8月18日から20日、沖縄県名護市辺野古キャンプ・シュワブ旧第1ゲート前の普天間基地の辺野古移設反対座り込み行動に九州ブロック平和運動センターの長崎県代表として参加してきた。 現地横に仮設のテントを張り数100人の人々が座り込みと反対行動をしていた。辺野古の海ではカヌー部隊が臨時制限区域の周りで抗議行動。反対行動のリーダーが山城議長である。 旧第1ゲート前は、殺人鉄板と言われる三角に尖った鉄板が敷き詰められ、鉄板の前には全国から集めたといわれる警備会社アルソックの若者150人、鉄板の後ろに沖縄県警、その後ろに基地従業員、またその後ろに沖縄防衛局職員、一番奥が在日駐留米軍海兵隊と極めて差別的な構図である。この中でも基地従業員が一番の曲者である。私たち抗議行動に参加する人々をビデオ・カメラでバリバリ撮影する。基地従業員に鹿児島県護憲フォーラムの野呂事務局長と激しく抗議していると、山城議長から、「個別の行動を勝手にするな。全体の動きと合わせて行動しろ」との怒号が飛んだ。議長は、「松田さん、この反対行動には沖縄県各地から普通の市民の皆さんが参加している。そういう中で一部の活動家が跳ね返った行動をとって、もし逮捕者が出たら、この辺野古移設反対行動全体が潰れてしまう」。そう話されていたし、自身が逮捕されないよう細心の注意を払われていた。 逮捕された容疑は「基地内に足を踏み入れた」というものだったが、後で基地従業員が山城さんを押すもしくは引っ張って入れたということが判明。完全なねつ造であり、不当逮捕である。 同日組合本部の掲示板に「沖縄県平和運動センター『山城博治議長』の不当逮捕に厳重に抗議する」と書いて、私が撮影した昨年8月18日から20日抗議行動の写真を張り出した。沖縄で繰り広げられる政府の違法行為をもっともっと多くの人に知ってもらう必要がある。 着々と進む日米軍事同盟の強化 【3月27日演習弾薬輸送抗議集会】 大分県・日出生台演習場で3月2日から13日、3年ぶり10回目となる在沖米海兵による実弾砲撃演習で使用する爆薬が27日に佐世保の米軍前畑弾薬庫から輸送されるということで、午前8時30分、長崎地区労加世田書記長・全国一般の黒崎書記長と同市前畑埠頭で行われた佐世保地区労主催の抗議集会に参加。寒風吹きすさぶ中、1時間30分弾薬を運ぶトラックを待った。驚いたことに弾薬を運ぶ2台のトラックは民間の輸送会社のもの。高速を通って、大分まで運ぶのだろうが、「途中事故でもあったら大変なことになるのでは」と想像しただけでゾッーとした。 ・・・・・・・・・・・・ 2月21日、米海兵隊ペンドルトン基地(カリフォルニア州)の海岸で、陸自が導入を予定する水陸両用車「AAV7」を使った、日米合同の離島奪還訓練が実施されたとのこと。国民の知らないままに、日米軍事同盟の強化が図られ、国民の過半数が反対する原子力発電所も再稼働されようとしている。4月の統一自治体選挙に勝利し、来年の参議院選挙、そして総選挙に勝利し、この危険な流れを断ち切らなければならない。

弊誌3月号を発行しました。表紙は、3月末で定年を迎えます芦塚幸徳さん(農林技術開発センター)です。撮影場所はセンター敷地内の梅の木の前で。①委員長のモノローグ:松田委員長が、住民の意思を無視しして中央から強制されている辺野古・川内原発について現地に赴いて見聞してきた動きを論じています。②特別寄稿ーJAL不当解雇撤回裁判闘争の最終の4回目。パイロット原告団長の山口さんが、最高栽が上告棄却・不受理した不当判決を批判しています。③全国の県職委員長からのメッセージ:今年8月に自治労大会が行われる石川県の中谷県職委員長が、長崎から流刑されたキリシタンが「どじょうの蒲焼き」で生計を立てた歴史を紹介しながら、長崎県職とのつながりを披露し、大会への参加を呼びかけています。③マスコミ的作法ー時事通信社の中出範尚記者が、長崎人がよく口にする「天領だから」の言い訳を取り上げています。長崎県外に人には都合の良い言葉に聞こえるのでしょう。④つよしの長崎アラカルトー橋本さんが転勤が多かった子どもの頃のことを振り返っています。⑤県北からの通信ー1月に実施された3県合同の原子力防災訓練で、住民避難の問題点を指摘しています。⑥亜米利加労働運動事始ー今号41回目で最終となりました。日本の労働組合のルーツがアメリカであること、その中で先駆的に取り組んだ高野房太郎の功績を論じています。(詳細はフェイスブック「長崎消息」に記載)