2022年独身寮入居料見直し交渉

お知らせ

第2回交渉の様子(11月29日)

 県職連合と本部青年部は11月29日に第2回独身寮入居料値上げ見直しに伴う職員厚生課長交渉を行った。独身寮は入居率の低下し、赤字が続いたことから19年、20年の交渉の結果、入居料を上げるも今回赤字の見通しとなったことから入居料値上げの提案があった。
 組合は、若年層が安心な環境で生活できることを第一に求めた結果、提案があった光熱費1.000円の値上げで決着した。今後は、あり方協議と入居者増に向けた独身寮のアピール・周知に取り組む。 交渉の内容は次の通り。「  」は職員厚生課長発言。

12月から光熱水費1,000円値上げで決着

今後はあり方協議と入居拡大に取り組む

これまでの経過


 独身寮は入居率の低下、多額の県費投入などから2005年の行財政改革プランで「廃止を含めて検討」とされていたが、県議会で独身寮の廃止に対する議論がされたことを受けて07年に当局から全寮廃止の提案を受けた。組合は長期に渡り交渉を行った結果、独身寮を互助会が運営、経費は入居者負担で賄うことで合意した。しかし、赤字が続いたことから19年、20年に入居料の値上げについて厚生課長交渉を行い、入居料を上げることで合意したが、今回、入居者減少と光熱費高騰から赤字が見込まれ光熱費については10月から1,900円の値上げ、寮費収支の赤字については以前の合意の通り、来年度から入居料値上げをしたいと提案を受けた。

9・20第1回交渉


・9月に値上げの説明を受けてから値上げまで急ではないか。
「互助会の独身寮会計決算後に今年度の収支を細かく予測していくため一定時間がかかった」
・他県と寮費を比較した際に本県は高い。若年層男性は独身寮しか選択できないのに負担が大きい。
「他県と比較して高いことは承知している」
・寮が廃止となった場合、公舎への積極的な入居等を行っていただけるのか。
「管財課と協議したい」
・合意した当時の状況と今の社会情勢は変化しているのでそこを踏まえて考慮してほしい。
「難しいと思うが持ち帰って検討したい」

11・29第2回交渉


・22確定交渉の中で総務部長に離島に赴任する若年層の住居環境について姿勢を確認した。職員厚生課長の認識を確認したい。
「安心して働ける住環境の確保は重要。しっかり協議していきたい」
・持ち帰り検討した結果の回答をいただきたい。
「光熱水費高騰に伴う値上げ、入居者減少に伴う値上げの両方を同時にするのは負担が大きいと判断し、今回は光熱水費高騰分の値上げのみを提案したい」
・値上げ額自体は変わらないのか。積み重なると年間で大きな額になるので若年層には負担が大きい。
「根拠に基づいた額だと考えている。各人が払う光熱費を互助会が取りまとめて払っているので、上がった分は各人に負担して頂きたい。また、10月からの引き上げは困難なので12月からとしたい」
・あり方協議が整い、全員が納得したうえで光熱費もあげることはできないか。
「別の問題だと考えているので先送りは考えにくい」
・消費者物価指数は前年度比3%上がっている。これを踏まえると組合としては1,000円の値上げが許容範囲だと考える。
「厳しい状況だが1,000円で合意したい。また、今後の入居者増に向けて協力をお願いしたい」
 との回答で合意した。

独身寮の歴史

 独身寮は青年層の福利厚生を目的に建てられたもので、1980年代前半までに県内11寮が建設された。長崎地区にも、知友寮・大瀬戸寮の2寮あったが、入居率の低下などを理由に2000年代前半に廃寮となり、9寮まで減少。さらに、2007~10年にかけて、寮全体の廃止等の提案もあり、交渉の結果、北松・長崎・諫早・島原の寮は廃止、19年に佐世保の寮も廃止で合意した。しかし、「労使協力して入居率向上に向け最大限努力すること」などを確認し、現在は4寮となっている。